ぼくとダブルアーツという漫画の話
雨の中重たいテーマを書くのが憚られましたので、今日はライトなテーマで。
僕は元々そこまで漫画を読む方ではないのですが、それでもこの「ダブルアーツ」という漫画はとても好きで、たまに見返すほどです。
ダブルアーツは、最近では「ニセコイ」などで有名な古味直志先生が週刊少年ジャンプにて描いていた漫画です。全3巻で買い集めるのもそこまで苦労しません。
あらすじとしては、謎の死の病「トロイ」が蔓延する世界で、巡回僧(シスター)と呼ばれるトロイに対して一定の免疫を持つ人が相手の毒素を吸い取ることで延命を図るというのが人間に残された最後の手段でした。
主人公のエルーという少女はシスターとしての役目を果たして帰る途中トロイの発作に見舞われます。「もうダメだ」そう思ったときに、もうひとりの主人公であるキリという少年が助けに来ます。トロイは触ると伝染る病気ですので、エルーは触れちゃダメと言おうとするのですが、なんと不思議な事にキリの手が触れた瞬間にエルーの発作は収まります。
シスターのように相手の毒素を吸い取ることができる人間は極稀にいましたが、発作を止めることができる人間なんて聞いたこともない。エルーは協会本部にキリを連れて行くことなるのですが、二人が手を離すとエルーが発作で死んでしまうため、二人は手を繋ぎながら行くことに。
途中、強力な仲間や謎の病「トロイ」を広めているのではないかと思われる組織などと出会いながらも、二人は少しずつ協会本部へと向かうのでした、手を繋ぎながら。
という感じですかね。
お年頃の男女からしたら手をつなぐの自体も恥ずかしいのに、一秒も手を離さずに平穏に日々を過ごすなんて至難の技。
また、極度のお人好しのエルーにキリが心配したり、キリの謎の器用さにエルーが絶句したりと二人は少しずつその関係を深めながら旅を進めていくといったお話です。
あまり語るとネタバレになっちゃうので難しいですが、エルーの人を助けたいという純粋な想いや、キリのエルーを守ると決めた熱い想いなどいろいろなものが交錯してとっても素敵な作品です。
僕の価値観の原点は、これと「SKET DANCE」と言っても過言ではないくらいとても影響を受けた作品です。
キャラクターも素敵なので、気になった方はぜひ手にとって見てください。
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